| Z-55 Sound for Sex (Autumn 2004) | |
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作者は数年にわたり「セックスに最適な音楽」についてリサーチを続けていたが、 市販の音楽では適切な作品が見つからず、むしろ「セックスに音楽は邪魔」とさえ感じたそうである。 セックスに最適な音楽とは?その難題に挑むべく、本作は企画された。 50以上の正弦波をミックスし、干渉、うなり、揺らぎ、重低音を発生させ、 これをベースにリズム、ミニマル・シーケンス、ギターソロを 絶妙なバランスで加えることで、この作品は成り立っている。 音楽というよりも音波であると作者はコメントしている。 自主制作 - total time : 69.30 |
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きわめて野心的、実験的なエレクトロニック作品だが、 決してキワモノではなく、リラックスして聴くことができる。 部分的に1970年〜1980年代初頭のTangerine Dreamに通じる音を聴くことができる。 具体的な曲名を併記しますので、参照ください。
#1は月光、あるいは蒼く輝く氷雪のような単音ドローン。 独特の揺らぎ音が、実に心地よい。 時間を追うごとに緊張を感じるサウンドに沈んでいく。 最初の長音でボリュームを適切に調整し、以降は再生音が小さく感じても、ボリュームを上げてはならない、とされている。 Force Majeureの中間部に似たサウンドを聴けます。
#2は正弦波のミックス(多重干渉波)だけのトラック。 ボコボコと、あぶくのように唸りを上げ、体を優しく包み込み、マッサージされるかのようだ。 瞑想的な重低音が、絶えず変化しながら流れていく。 以降のトラックは、多重干渉波がベースとなり、これにリフレインやリズムが加わる構成になっている。 ずばりZeit / Origin Of Supernatural Probabilities の発展系です。
#3も空ろな多重干渉波でスタートするものの、次第にリズムトラックがフェイドインしてくる。 リズムは偶数拍子系と奇数拍子系が混ざり合い、ひとつの音群となりながらヒートアップしていく。 心臓の鼓動がドキドキと上がっていくテンポに一致している。 Tangram Set1 の中間部(リズムマシン)というところでしょうか。
#4はシンセベースによる、典型的なミニマルシーケンス。 耳に残るフレーズは排除され、ヒートアップする音群のように感じられる。 やはりPhaedra やRubycon でしょう。ただしシーケンスの組み方は全く異なります。 むしろAtem / Fauni-Gena の終盤かも。
#5は再びリズム系。#3に比べると直感的。「山場」であることから加速感、ドキドキ感が顕著で、 自然と息が上がる感じ。終盤、ちょっと休むように一旦スピードを落として最後の急加速、 そして崩れ落ちるようなエンディングとなる。上り詰めていく拍動にピッタリのテンポになっている。 こちらもTangram Set1 の中間部ですね。
#6はオルガスムス後の重要なパート。 音楽的なリフレインにクールなギターソロが絡む。 都会の夜景を望む一室で安らぐイメージだ。 ちなみにギターは、シンセによるシミュレートであるとのこと。 Encore / Desert Dream の中間部に近いながら、ポジティブな印象。 ギターはNamlookっぽいです。 「出してしまったらもう終わり」ではないですよ、男性諸君。
#7は、#1に近い構成ながら、とても安らかで清々しいサウンドになっている。 音符の少ないリフレインが、かすかに聴こえてきます。 この曲はTangerine Dreamというよりも、Brian Enoに近いと思われます。
作者は「情熱的なサンバ」「ラブホの有線で聞こえてくるようなフュージョンやイージーリスニング」 「官能的でスローテンポなエレクトリックギターや、ビブラートを効かせまくりのサックス」 などなど、全て「セックスには邪魔」と断じていらっしゃいます。 加えてプリンスのアルバムComeの最後に聞こえてくる、聴いてる側が恥ずかしくなるような声も、 セックスを盛り上げる効果という意味では、NGだと思います。 以上のような意図されたセクシュアリティとは別次元の作品"Z-55"を、ぜひ一度体験なさることをお奨めいたします。
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disc |
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discのキャラは、初期Virginレーベルをイメージしたもので、少しだけHRギーガー風の味付けをしているそうです。
詳細情報およびご購入については、オフィシャルサイトを参照ください。