| ☆惑星間電話回線☆ (2004/10/28) | |
![]() |
ズボンドズボンのキーボーディストとして活動していた唐沢寧(からさわやすし)氏が、 自らの作品をリリースするために“カラサウンドレーベル”を設立した。 本作は、レーベルからの最初の作品である。 デザインは実弟のヒロテックこと唐沢寛氏が担当。 カラサウンド KS-001 - total time : |
|
|
唐沢寧 : program / key / voice
鈴木渉(ex urb,ズボンドズボン): e-bass
SELI : w-bass
岡田嘉満 : ts
全編、ジャズ・フュージョン風味の電子音楽で、全曲インストルメンタル。 グラウンドビートやブレークビーツを多用して、打ち込み中心と思われるが、 ウッドベースやサックスが加わり、ライブ的なグルーブ感を堪能できる。
アルバムコンセプトの「惑星間」は地球−月−火星であり、気軽に往来・通信できる時代を想定している。 折りしも冥王星が惑星から除外され、ホルストの「惑星」に追加された「冥王星」(未長)が演奏されなくなるらしい。そこで、富田勲「惑星」を久々に聴いたのだが、宇宙は過酷で危険で遠い(恐ろしい)と、改めて感じてしまう。現代においても、それに変わりはない。 でも本作は、あくまでも地上的なサウンドで、ごく普通の生活感に仕上がっている。 遠い未来でしょうね。
#1は、比較的ゆっくりテンポの導入部。 #2はクールなブレークビーツがスリリングで、後半はボコーダーによる歌が入る(インスト?)。 個人的にはベストトラック。 #3はウッドベースとサックスが活躍するジャズ。
意外にも、Pete Namlook (FAX+49-69-450464レーベル) の音楽性に通じるものがあり、 Koolfang, Move D-Namlook, Virtual Vices あたりがお好きなら、一聴の価値ありと思う。 Namlook XII Britains Most Easterly Point あたりが近いと思うのだが、如何でしょうか? 一方で、長尺でサイケなダークアンビエントは収録されていない。
Namlookとの類似性は、あくまでも個人的な感想であることを記しておくが、 本作の特に#2や#3でのメロディは、筆者の琴線に触れるものを感じるので、 プッシュしたいと思うのだ。
カラサウンドレーベルはタワーレコード限定販売で、 2006年現在では唐沢寧氏本人名義の第2作 "my space" がリリースされている。 この作品はジャズ・ピアノ・トリオによるライブ録音で、エレクトロニック路線ではないが、 スタイルは異なれど音楽的ルーツは同じと思われる。 オフィシャルサイト
![]() |
![]() |
|
サンプル 1 |
サンプル 2 |