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蝉丸氏のソロ舞踏公演「月化粧」 (2003年1月18〜19日、東京中野テルプシコール) のオリジナル・サウンドトラック。 収録曲順は、ほぼ実演どおりだそうですが、 実際は「AC」と5「雲 II」との間に「ここで待っていた」(CD「蝉丸の為の音楽」に収録)という曲が挿入されました。 ほぼ実演どおりの収録であることから、コンピレーション形式の従来作に比べて、 作品全体の流れが明示的になりました。 曲名から、前後対称的な円環構造になっていることが判ります。 最初と最後の「板の間」は、開演前と終演後に流された作品で、もともとは38分の長編作品とのこと。 清らかに流れる無調のパーカッションと、自然音のコラージュ。 空間を通り抜ける風のような、究極のアンビエントと思います。 完全版のリリース希望。 続く「雲」は、優しいフレーズが暖かく包み込むように流れていきます。 しかし、後半のバージョンII は重低音によるダーク・アンビエントなアレンジで、 災いの前触れのような怖ろしさを感じます。 タイトル曲の「月化粧」は、その言葉の持つイメージどおりの、透明感あるアンビエント。 電子音とパーカッションで織り成す、秋の夜長にぴったりな作品。 ここで折り返し点となりますが、続く「AC」で流れが大きく変わります。 警報機の音で始まり、陰りのあるピアノソロ、そして捻じ曲がるようなノイズのコラージュ。 抑圧された心の底から聞こえる悲鳴のような、寒々とした戦慄が走る。 逃げても逃げても、決して逃れることが出来ない運命であり、決して耳を塞いではならない、みたいな。 タイトルは「アダプティド・チルドレン」または「アダルト・チルドレン」を意味するそうです。 この作品は、CD-Rでのリリースです。 |
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ケース裏側 |