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プリンスの2009年新作は3枚セットで、米国量販店Target限定販売。 驚きの爆安価格 $11.98 である。 アルバム発表に合わせてオフィシャルサイトwww.lotusflow3r.comを立ち上げ、 会員登録(年会費$77必要)することで、ダウンロードもできるようになった。 Targetは米国外に通販しないことから入手性が懸念され、 少しの混乱はあったものの、無事に国内ショップにも並んだ。 ただ、流通経路が特殊な所為か、爆安価格の恩恵にあずかりきれていない。 それでも、3枚で2000円台前半なら十分安いといえる。 オフィシャルサイトは突然閉鎖される前例が多々あるので、 「そういうもの」だと捉えておいた方がよいだろう。 長期的な入手性についても問題ないか注意が必要だ。 以降、内容について紹介するが、歌詞の情報が手元に無く、いつものようにサウンド面をざっと流す点、了承ください。 ただ、最近のアルバムに比べて、歌詞のフレーズが耳に残りやすい。 言葉の韻に、インパクトがあるのだろう。 あからさまなラヴソングが多いみたいである。
LotusFlow3r Boomは、ダーリンニッキーのようなフレーズが聴ける。 4Ever と Colonized Mind も何気に名曲バラードだ。 この2曲は陽・陰の対比が見事で、上手い編集だなと思う。 Love Like Jazz はタイトルどおりメロディアスで叙情的なナンバー。 インスト曲 77 Beverly Park は、リリカルなインタルードになっている。 Love〜の残響が戻ってきて77〜につながる部分も面白い(あえぎ声とギターがエロい)。 Wall of BerlinとDreamerはプリンスのギターがたっぷり聴けるファンクロックだが、 間に挟まる変態チックな$(Money)こそ一押しと思うのだった。
さて、このLotusFlow3rだが、ダウンロード版とCD版とで曲目が異なる。注目は3曲目。
The Morning Afterは軽快なナンバーだが、びっくりしたのは、そのイントロ。
GrobschnittのLockpommel's Land??
ていうか、間違えてJoker(illegal収録)かFantastenを再生したのかと思ったほど。
ほんとにあせったよ、そのまんまだったから。
Crimson and Clover は Tommy James & The Shondells のカバー曲。
この曲もリリース前からWEB公開され、素敵なアレンジ(原曲聴いたことないけど)と思っていた。
クライマックスのギターもバッチリ(前作のGuitarっぽいフレーズもあり)。
しかしCDではなぜか、Boomの最後の一音とCrimson and Cloverの一声目が被っている。
これでは1曲として聴けないよ〜。 ダウンロード版はBoomからThe Morning Afterへ加速する感じ。 CD版はBoomからCrimson and Cloverに急ブレーキ。 流れの良さだけに着目すれば、The Morning After版が自然な仕上がりと思うが、いかがでしょう?
MPLSoUND #3の Dance 4 Me は、このアルバムのハイライト。 お祭り太鼓のようなファンキービートに乗って、カミール声で変態チックなフレーズが歌われる。 まさにプリンス冥利に尽きる逸品だ。 英語苦手でも「EYE like it when u Dance 4 Me, はぁれるやぁあああ」が脳内リピートしちゃいます。 #4 U're Gonna C Me では減速して、fatでマターリしたファルセット・バラード。 ストリングスが良い味を出している(ピアノアルバムOne Nite Alone 収録曲の別バージョン)。 リリカルで切ないラブソング、かもしれない#4、 「ヘイ・ヴァレンティナぁ、Tell Yo Mama Tell Yo Mama(ギターがサンタナぁ)」な#5、 黄昏たバラードの#6を経て、終盤の山場 Ol' Skool Company へ。 これもまた変態チックなファンクで、カミール声全開の演説がキモチワルくて最高。 あうぅ〜、あうぅ〜、おーすくーかんぱにぃー、 Power 2 the people, Power 2 the people .... Purple Rain のイントロで始まるムービーが、ようつべにうpされてたけど既に消されている。 さぁ来ましたよ、人を喰ったようなヘンテコ・ファンクナンバー No More Candy, No More Candy 4 U ちゃらららぁ〜♪
Bria Valente / Elixer ブリアの声質は少しばかりハスキーでクール。 声量はあまり無いようだ(ロージー・ゲインズ、シャカ・カーン、ボニー・ボイヤーあたりと比べるのは気の毒か?)。 その点を考慮してか、 全般にチルアウト風にまとめられており、アンビエントとしても聴ける。 曲としては繊細でメランコリックなものが多く、 やはりプリンスのメロディメーカーとしての力量を感じることができる。 各曲、プリンスがバックボーカルを担当しているのでは?と妄想してしまうが、 真打ちはラストのイリクサーまでお預け。 待ってましたとばかりに、ファルセット・ボイスがマターリと淫靡にデュエットします。 あるブログでは、「ウゥーッ」を多用し過ぎと指摘されていたが、言われてみれば、そうかもしれない。
まとめ)
苦言) Lotusflow3rの音割れを補正したリマスター盤を作ってみたが、かなり聴きやすくなった。 3曲目はThe Morning Afterを選択し、Crimson and Cloverはボーナストラック収録。 MPLSoUNDもトライしてみたが、こちらはあまり効果が上がっていない。 |
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パッケージ外側 |
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パッケージ内側 |
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LotusFlow3r 全体像 |
Elixer (disc) |
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ジャケットデザインは極彩色だが、コストに見合った安普請な作りである。 シングルCD用の簡易紙ジャケットを3枚連ねたような形。 CDの出し入れもしづらく、傷が入るなどの事故も予想されるので、保管用のケース(もしくは不織布)を用意した方がよい。 表紙にはプリンスの口がデザインされているが、グラフィックスの全体像はスケールの大きなものである。 ちょっとしたポスターサイズになるだろう。 当初はオフィシャルサイトで見れたが、現在は会員登録しないと見れなくなったようだ。 Elixerのジャケットはポートレートが前面フィーチャーされるが、CD盤面の印刷が本来のグラフィックスと考えられる。 付け加えて、 プリンス流の記号やスペル表記に慣れない方は、 タイトル LotusFlow3r の読み方すら迷うだろう。 Lotus Flower が正解。 タイトルの3はEと掛け合わせたもので、3枚組みのダブルミーニングだが、そのネタは Mike Oldfield / Tr3s Lunas で既出。 こちらは3枚組みではないが、Tres Lunas, 3つの月という意味だったかな。 |