Pete Namlook and Klaus Schulze
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シリーズ完結と告知された前作から、3年ぶりにリリースされた11作目。 シリーズ復活について、ファンとしては素直に喜びたい。 もっとも、8作目以降は3年周期でコンスタントにリリースされており、順当スケジュールなのだが。 オフィシャルサイトの説明によれば、10作目までは「従来スタイルのコズミック音楽」。 今作からは新たなステージに進む、との意気が込められている。 本シリーズは、Pink Floydのタイトル・パロディがトレードマークだが、今回はなんだか釈然としない。 Set the Controls for the Heart of the Sun からと思われるが、これは9作目で既出。 Part1はミディアムテンポのダブ・ヒップホップみたいなトラックで、淡々としたビートに効果音が絡む。 ほとんどメロディらしいものは無く、瞑想的である。 終盤、重厚なシンセベースが加わるが、妙にメロディアスなのが気になるところ。 そのまま続いてPart2へ。 シュルツェらしいコード進行と柔らかなシーケンス。 そして漂うようなNamlookのエレクトリック・ギターソロ。 壮大で哀愁感たっぷりのハイライトだ。 唯一、シリーズらしさ(シュルツェっぽさ)を感じられるトラックである。 ここで曲は、一旦終了する。 Part3はリズムトラックが、タッタカタッタカ鳴ってる曲。 よく聴くと、Part1のシンセベースが使われているようで、一応アルバムとしての展開になっているということか。 そのままアンビエントノイズの短編(Part4)につながって、いつの間にか終了。 後半は、なんだか尻すぼみである。 Part2以外はシリーズらしさが希薄、と評される11作目。 次回作以降は、どのような展開になるのだろうか。 本シリーズも本作から、DTS仕様の2枚組みになった。 ▲ |