Klaus Schulze Japanese unofficial web sight
クラウス シュルツェ 紹介&作品レビュー
Presented by 深紫乃玲院
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Wahnfried
クラウス・シュルツェは1946/03/26、ベルリン生まれ。子どもの頃クラシックギターを学び、ティーンエイジャーではロックバンドでドラムスを担当。やがてエドガー・フローゼと出会い、コンラッド・シュニツラーと3人で1969年にタンジェリン・ドリームTangerine Dreamを結成、「Electronic Meditation」を発表。'70年、グループを脱退。マニュエル・ゲッチングらとAsh Ra Tempelを結成し、1stアルバムを発表するが、'71年9月脱退。1stソロアルバム「イルリヒト」を制作(以上「The dresden performance」山岸 伸一氏の解説を参照)。
現在に至るまで、多数の作品を精力的にリリースし続けている。
シュルツェの作品は、独特のコード進行とソロパートに現れるシュルツェ節、導入部を経てミニマル系インプロビゼーションが突っ走る長大な曲構成という、一貫したスタイルになっている。
リスナーを突き放すような硬派な作風は、まさに時代を超越している。
また「普通の楽器演奏者(ストリングス隊やボーカルを含む)」との共演作品が多く、
むしろTimewindのようなシンセサイザのみの作品は珍しいようだ。
以下、暫定簡易レビューです。
- Irrlicht
- ソロ第1作目で、オーケストラとの共演作品。「鬼気迫るシーン」を目の当たりにしたような強烈な作風で、シュルツの意気込みをひしひしと感じる名盤。特に後半の「マリアの追放」は、言葉で言い現せないくらい最高です。
- Cyborg
- 2枚組みの大作で、前作と同様にオーケストラを起用している。しかし粗削りな持続音が淡々と続き、気合いを入れて聴くには少々退屈な作品と言えます。時間が長いのは、個人的には歓迎なのですが。
- Blackdance
- ギターやパーカッションなどのアコースティック楽器やテナー歌手を起用し、動的な作風に転換しました。後半の特異なテクノ?ビートは圧巻。
- Picture Music
- この作品も移行段階にあると言えるでしょう。前半はシーケンサを導入したリズミカルな演奏で、後半のドラミングは人力ドラムンベースさながらの、迫力あるプレイです。
- Timewind
- 一つの到達点ともいうべき傑作で、あまりに繊細な音群と、「鬼気迫るシーン」の絶妙な調和とでも言いましょうか、シュルツ作品では一押しの逸品。
- Moondawn
- 再びドラムスを使い、きらびやかなシンセサイザが印象的な、あまりに美しい作品。
ただし購入するなら the original master 限定。
- Mirage
- 発売当時、賛否が二分してしまい、シンセの単なるゴーッっていう音だけ、なんて評価もあったが、個人的には好きな作品。圧倒的な音群の前半、対照的にダイヤモンドダストが舞うような寒さを感じてしまう後半もまた圧巻。
- Body Love
- 映画(詳細不明)のサウンドトラック。ややテクノっぽいダンスビートを聴くことができます。
- Body Love Vol.2
- Body Loveの続編。特に2部構成の「Nowhere Now Here」は名演で、最も好きなシュルツ作品の一つ。
- X
- 10作目を記念した?2枚組みの大作。再びオーケストラと共演しています。でも、私はこの作品を好きになれませんでした。サウンドが、心の琴線に触れないような。。。
- Dune
- 前作同様にストリングスを起用したり、アーサーブラウンのボーカルを全面に押し出している。
- Dziekuje Poland Live '83
- やたらとオーケストラヒットやフェアライト系の音が目立つポーランド・ライブ盤。2枚組みアナログで所有。
- Dig It
- この作品は苦手。手放してしまいました。
- Inter*face
- あまりシュルツェっぽくない、ライトな感覚のテクノ作品。でも何気に格好良いし、私は好き。
- Babel
- 1トラック1時間の大作。とてもドラマチックで、お気に入り作品。
- Beyond Recall
- 1曲目(26分)はまずまず良いですが、残りのトラックは味わい不足でガッカリ。
- Royal Festival Hall Vol. 1-2
- ライブ録音だが、全般に薄味。あまり印象に残らず。
- The Dome Event
- これもライブ録音で、印象も薄目。この時期のライブ3枚は安く買えたので、まぁこんなものか、という感じです。
- The Dark Side Of The Moog
- Pete Namlookとの共演(一部でBill Laswell参加)によるシリーズ作品で、1999年現在、第8作目までリリースされている。シュルツの音楽性と、Pete Namlookのクールなサウンドでまとめられている。聴き易く、シンフォニックな組曲形式の、お薦め作品だ。Wahnfried や contemporary works シリーズと共通の主題を聴くことができる。
- Richard Wahnfried
- 別名義の作品。初期の頃は異様なまでにスカスカな音。後期はテクノ組曲風。あまりシュルツェっぽくないかも。
EXIT