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前作Illegalが好演だったので期待してPLAYボタンを押すと、 ピコピコしたシンセにスッコン・スッコンしたドラムスに面食らう。 1980年代のニューウェーブ・ムーブメントの洗礼を、すっかり受けてしまったようである。 #2もアップテンポなパンク調。 高速ブレークビーツを経由して、チャットで始まる#3あたり、叙情的で演劇的な良曲だが、 ジンギスカンの2ndあたりに入ってそうな感じではある。 #4もゆったりした良曲で、特色としては子供のコーラスが少しだけ入るところか。 #5は、アップテンポなエレクトロポップと、聖歌のようなバリトン・ボイスとの組み合わせが面白い。 #6は喜劇調のドタバタした曲だが、かつての作品に比べると薄いかな。 そんな中で輝いているのがラストのタイトル曲。 後年のライブ盤でも、クライマックスを決める曲になっている。 ロックらしい力強いビートに乗って、Wildschweinのボーカルも温度が高い。 ちと某Eye of the tigerっぽいアレンジだが、起伏のある間奏で盛り上がっていく。 特に、3分40秒頃のぶっ飛んだサウンドエフェクトが最大の聴き所だろう。 終盤は足音(行進)のようなリズムに乗って消えていく。 その後はアンビエント・シンセで、バックに子供達の遊ぶ声が聞こえる。 最後に3回ドンと鳴って終了。 歌詞は全曲ドイツ語になり、ドメスティックな方向に転換したようである。
Stefan Danielak (Wildschwein) / lead vocals, acoustic & rhythmic guitars |